Special Seminar Vol.5
俳優/演出家「菊地創」氏とシンガーソングライター「Mayu Wakisaka」氏によるプロを目指すアーティストへ向けての「特別セミナーvol.5」

はじめに


クラリティアーツスクールでは、現場の第一線で活躍されている俳優/演出家「菊地創」氏とシンガーソングライター「Mayu Wakisaka」氏をお呼びして2日間に分けワークショップセミナーを開催する流れとなりました。


菊池創氏プロフィール
http://www.ddl-ltd.co.jp/kikuchihajime.html
Mayu Wakisaka氏プロフィール
http://mayuwakisaka.com

1日目 菊地創氏 模擬オーディション




クラリティアーツスクールの生徒のみに実施される「模擬オーディション」。
歌唱審査は、ミュージカル限定の自由曲での実施、演技審査は、事前に菊地氏選定の脚本の資料配布がございました。

参加者側も用意されたオーディション用紙に記入し、その内容を元に、菊地氏が一人一人がどのような役を演じたくその役に本人が合っているのか何が足りないかどうかを軸に、

「自己PR」→「歌唱審査」→「演技審査」

という流れで、本場のオーディションを想定し、模擬オーディションを実施致しました。



審査後は、菊地氏より各生徒へのフィードバックや自分の立ち位置をしっかり評価してもらうことで、一般オーディションへの取り組み方や進むべき道が明確になったのではないでしょうか。

本番の想定をしっかり作り、各生徒が緊張感を持ちながらも自身の実力を100%発揮できるか試せる環境でもあったかと思います。

1日目 菊地創氏 ミュージカルワークショップ




模擬オーディションの後には演出家でもある菊地創氏による「プレイとしてのミュージカル作りワークショップ」を実施。

ミュージカル曲を課題曲とし、渡米されていた経験ある菊地氏が直々に和訳をした歌詞を元に、現実的な芝居をプレイする事で楽曲の理解力を高め表現力を広げます。

そして、4 人1チームになり、歌詞を4分割に分けそれぞれの解釈を演じ伝えることで1人では固くなってしまっている想像力を自然と広げるワークだった事に印象を持っています。



2日目 Mayu Wakisaka氏 ボーカルディレクション式発声法


シンガーソングライターであるMayu Wakisaka氏のワークでは、「ボーカルディレクション式発声法」を実施。

まずはウォーニングアップとして、Mayu Wakisakaの歌唱の軸を作っているボイストレーニング、特に呼吸法を主に行いました。



そして、課題曲として5つのワードがワンフレーズとして繰り替えされる曲を使い、ワンフレーズごとに喜怒哀楽のすべての感情を切り替えて歌うワークを実施。感情、表情によって音程も自然と上下するという点に気づかされるワークでした。



最後は1人1人自由曲を元にボーカルディレクション(VD)式発声法を行いました。

ワーク参加者の必要な要素を瞬時に見抜き、癖を直すとともに歌唱レベルを一瞬で向上させるワークは、現場での対処法や自身のメカニズムの解明に結びついたのではないでしょうか。




以上