古城門志帆トレーナー（賢プロダクション）から一言

• ありささん

  【マイクのりを良くする】

  ありささんはマイクのりの悪い声がお悩みでいらっしゃいました。

  もともとの喋り方が受け口になっていたので、声を響かせている場所が鼻にかかりやすく、こもった音になっていました。

  喋る時に口の形を、下顎に力を入れるのではなく上顎（軟口蓋）を伸ばすように意識して使う事で響かせる場所を変えて、鼻にかかる割合を減らし、マイクのりの良い声に改善していきました。

  口の開き方もとても小さかったので、ある程度開くことで音を口の中にこもらせず、前に飛ばせるようにしました。

• はるなさん

  【役作りはシーンや作品の読解から】

  はるなさんは「自分の声や表現の個性がまだ見つけられない」という悩みをお持ちでした。

  もともと喋り方は特徴的なのですが、それが癖になってしまうと、そのひとつのキャラクターしか演じられなくなってしまうので、それは一つのスキルになるように。

  まずは役作りの上で、声に個性的な抑揚をつける事から入るのではなくシーンの情景や、どの視聴者層に向けての芝居なのか、ということを考えました。

  その上でそれにあう表現を構築していくことで、なんとなくの喋り方ではなく、意思のある喋り方ができるようになりました。

  自分がどういう声を出したいか、表現をしたいか、という流れからではなく、シーンや作品を読み解く事を最初にすることで、リアルで説得力のある表現にもっていきました。