１、森田真希さん

元々美しいファルセットが素敵な真希さん。

地声になるとその伸びやかさが減ってしまう…ということもあり、地声音域〜裏声音域を繋げて行けたらとレッスンしていきました。

表現力についても課題意識があったので、言葉を伝えために、音楽性を着実に身体に染み込ませること、言葉をどのように発語するか、最終的にどのように演じるか、など、一つずつ嘘のない歌声を目指して克服していきました。

最終日に聴かせて頂いた歌は本当に素敵で、忘れられません。お疲れ様でした。

２、月奈なづきさん

とてもエネルギッシュで、芝居心のあるなづきさん。しかし歌になると思い通りに声がコントロールできず急に弱い裏声になってしまったり、持ち前のエネルギーを発揮出来ずに居ました。

まずはしっかり地声を出せる様にトレーニングし、その後芝居として歌うならどのように表現するかを一緒に組み立てていきました。劇中のシーンや演じるキャラクターに相応しい、力強い歌声で歌える様になりました。

３、神尾瑠菜さん

元々綺麗な可愛らしい声を持っている瑠菜さん。まずはフラフラしがちな声にしっかり芯を持たせるために声帯閉鎖を強化し、安定して来たら元々の目標であった、中性的な声を出すためのエクササイズをしました。

元々の可愛らしい声に低音の成分を混ぜて出す事で、自分でも中性的な声が出せるんだ、という発見ができたと思います。

今後はその先の楽曲分析と表現も深めていければ、もっと歌を歌うことの楽しみが増えるのではないかなと思います。

４、大野薫さん

基礎を忠実にと言われ続けて逆にわからなくなってしまった大野さん。

歌を聞いてみるとリズムの取り方の問題だったのでそれを丁寧に改善していきました。

後は雰囲気でパフォーマンスをしてしまうところがあったので、具体的に表現することを作っていきました。

５、竹内一喜さん

大体の曲は音域的に歌えるけれども、高音は詰まり気味だったりして表現どころでなくなってしまう竹内さん。

高音を出すための舌骨のポジションが不安定だったために重点的にそこをトレーニングしていきました。

初回からかなりの効果がでてモニターが終わるころにはかなり余裕をもって歌うことができるようになりました。

６、張貝孟巧さん

全体的に力を入れて歌ってしまっていたので、呼吸をコントロールしながら力みを抜いて歌えるようレッスンしました。

加えて曲の特徴を分析し、どうやったらかっこよく歌えるかを一緒に研究しながら進めていきました。

実際に歌うとなるとなかなか難しかったですが、楽しんでレッスンを受けてもらえたと思います。

７、渡辺聖梨奈さん

安定した声を持っていた聖梨奈さん。ですが、高い音域になると急に声が細くなってしまうのが悩みでした。

力任せに高い音を出すのではなく、丁寧に声を出すよう心がけてもらいました。

徐々に高い音の出し方がわかり、得意な母音であれば綺麗に出せるようになりました。