古城門志帆トレーナー（賢プロダクション）から一言

• 鈴木美帆さん

  普段は電話対応などのお仕事をされている鈴木さん。
  お客様に何を言っているのか伝わらないことがある、といったお悩みをお持ちでした。
  
  口を横に開いてしまう癖をお持ちでしたので、口の開き方から、滑舌、発声のレッスンを重点的に行いました。
  口を横に開くと滑舌が不明瞭になり、声質も平べったく幼く聞こえます。
  
  軟口蓋を縦に伸ばす意識で口の空間を開けて、深みのある声に。
  下顎がでないよう、手を添えての発声で、口の中から外に音を出す意識を掴んでもらいました。
  滑舌は、口全体を横に広げるのではなく、唇の端の筋肉を意識して緊張させるように喋ることで、明瞭になるようレッスンしました。
  
  アニメも好きということでしたので、
  アニメアフレコでの表現も、体験して頂きました。
  
  afterでは、大人らしく、伝えたい単語をたてる読み方になり、電話での音声も明瞭になりました。
  

• 紫桃あかねさん

  今まで声優のレッスンをしっかりと受けて来られた、紫桃さん。
  ナレーションをメインにレッスンを受けたいとクラリティの扉を叩いて下さいました。
  ベースはとてもしっかりとしているのですが、個性がないとのお悩みをお持ちでした。
  
  個性がない人はいません。
  しかし、自分の個性をもっと魅力的に、わかりやすく表現にのせると、紫桃さんらしい言葉の紡ぎ方が出来るのではないかと
  役作りや、表現づくりの、考え方や取り掛かり方などを指導させて頂きました。
  声の使い方や表現も、浅いところで浅い響きをメインに使われていたので、
  深いところの響きを開拓することで、飽きの来ないバリエーション豊かな表現になります。顔の表面ばかりを使ってしゃべるのではなく、目の奥や頭の方の空間を開き、響かせて喋ることで、太い声や太い響きを使うことができます。
  
  単調な音より、幅広い音を使って話すことで、人に集中して聞いてもらうことができます。
  
  afterでは
  深いところや、鼻にかかるような響きなど、色んな角度からの声の響きに着目した表現に挑戦して頂きました。

• 石山皓千哉さん

  声優を目指している石山さん。
  まだ独学でのレッスンのみとのことで、滑舌や発声の基礎からレッスンをさせて頂きました。
  
  とても良い響きの声をお持ちなので、
  その響きを活かしつつ、台詞のスピード感や、滑舌の明瞭さに重点を置きレッスンしました。
  
  どこでレッスンを受けたとしても最終的には自主練がとても大事になります。
  その為にはまず自分の【耳】を鍛えなければなりません。
  声優としてどれくらいの言葉の明瞭さが求められるのかを知ってもらうレッスンを致しました。
  
  唇の筋肉が緩んだまま喋っていると、言葉が噛みやすくなります。
  口角をキュッとして唇の筋肉をひっぱりながら喋ることで、明瞭に喋るための筋肉の感覚を掴んで頂きました。